薬局のお会計について
薬を受け取るために処方箋を持って保険薬局を訪れ、最後に行う「お会計」。
実は、このお会計の仕組みは2年ごとに見直されていることをご存じですか?
一見すると単純なお会計ですが、実際には薬そのものの代金以外にもさまざまな項目が加算されており、これらはすべて「調剤報酬点数」という形で定められています。この点数は厚生労働省により2年に一度改定されているため、知らないうちに支払額が変わっていることもあります。
「お会計」の内訳は、領収書と一緒に渡される「調剤明細書」に詳細が記載されています。
ぜひ、手元にある調剤明細書をご覧いただきながら確認してみてください。

薬局のお会計の仕組み
薬局での支払いは、「調剤報酬点数」と呼ばれる仕組みに基づいて計算されています。
1点=10円と換算され、点数が高くなるほどお会計の金額も高くなります。
この調剤報酬点数は、薬局や薬剤師が提供する医療サービスの内容に応じて、さまざまな項目ごとに定められています。

調剤基本料と薬局の種類
調剤基本料とは、処方箋受付1回につき支払う金額で、国で定められています。 薬局は、立地や形態・規模によって、この調剤基本料が異なります。
基本料の種類 | 調剤基本料1 | 調剤基本料2 | 調剤基本料3 イ/ロ/ハ | 特別調剤基本料 A/B |
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点数 | 45点 | 29点 | 24点/19点/35点 | 5点/3点 |
主な薬局のタイプ | 街中などにある 個人経営の薬局 | 病院の前にある薬局 (門前薬局) | チェーンの薬局 | 病院の中にある薬局 (敷地内薬局) ※Bは基本料の届出をしていない薬局 |
※2024年6月時点